マルベリーシルクの製造工程:葉から織物へ
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シルクは、紡績しなければならない短いステープルではなく、一本の連続したフィラメントとして得られる唯一の繊維です。そのひとつの事実が、製造のすべての工程を形作り、なぜそのプロセスが今もなお時間がかかるのかを説明しています。ここでは、桑の葉から織り上がった反物に至るまでの道のりをご紹介します。

1. 桑の葉
すべては木から始まります。カイコ(Bombyx mori)は桑の葉だけを食べ、それ以外は食べません。そのため、シルクの品質は農業の問題として始まります。葉の品質、収穫のタイミング、葉が虫に届くまでの鮮度です。これが名前の由来でもあります。マルベリーシルクとは、桑を食べて育ったカイコ(Bombyx mori)から採れるシルクを意味し、野生シルクや柞蚕(とさん)シルクとは異なります。後者はカシなどの葉を食べ、より粗く色の濃いフィラメントを生産します。
2. 飼育
カイコはおよそ1ヶ月間餌を食べ、その間に数回脱皮し、大きく成長します。温度、湿度、清潔さはすべて重要です。なぜなら、ストレスを受けた蚕や病気の蚕は、繰糸がうまくいかない繭を作るからです。この段階は労働集約的で、急ぐことはできません。
3. 繭
準備が整うと、カイコはフィブロインの2本のフィラメントをセリシンという天然の糊で結び合わせて繭を紡ぎます。ひとつの繭からは、ロットにもよりますが、およそ1キロメートルもの使用可能なフィラメントが得られます。繭はその後乾燥され、繰糸前に保管・格付けが行われます。
4. 繰糸
繰糸は、生糸が実際に作られる工程です。繭を熱湯で柔らかくしてセリシンを緩め、フィラメントの端を見つけ、数本のフィラメントをまとめて1本の糸としてリールに巻き取ります。1本のフィラメントは細すぎて単独では使えないからです。ロットがどれだけきれいに繰糸できるかが、その格付けの大部分を決定します。長く切れないフィラメント、均一な太さ、欠点の少なさは、まさに格付け基準が測定する項目です。これについては6Aグレードのシルクが意味するもので詳しく説明しています。
5. 撚糸と精練
繰糸された生糸は、その後、用途に合わせて撚りをかけられます。シャリ感のある風合いには強撚、しなやかな風合いには弱撚です。精練では残ったセリシンを取り除きますが、この時点でシルクはシルクらしい外観になります。糊はくすんでいますが、それを取り除くと下の光沢が現れます。シルクはこの段階でかなりの重量を失うため、完成したシルクの価格が高くなる理由のひとつとなっています。
6. 織り
糸がどのように交差するかは、繊維そのものよりも布の特性を決定します。サテン織りは経糸を複数の緯糸の上に浮かせるため、多くの人がシルクと聞いて思い浮かべる滑らかで光を反射する表面が生まれます。一方、ジャカード織機は経糸を個別に制御するため、柄は印刷ではなく構造に組み込まれます。それが、私たちのジャカードスカーフが、色ではなく光沢の変化としてデザインを見せる理由です。
織り方と重さは別々の変数です。同じサテン織りでも、軽くも重くも織ることができ、それを測るのが匁(momme)です。シルクの匁(momme)ガイドで、16、19、22、30匁(momme)が実際にどう違うかをご覧ください。
7. 染色とプリント
シルクは染料を吸収しやすいため、良い面もあれば悪い面もあります。深く鮮やかな色が実現できる一方で、定着が不十分な染料は移染します。プリント柄は織り上げた後に施され、片面のみの場合もあれば、両面の製品では柄が両面に通るように施されます。モチーフの由来はそれ自体がテーマです。中国のシルク柄とその意味をご覧ください。
8. 仕上げと縫製
最後に布を裁断して縫製しますが、端の処理が製品の寿命を左右します。スカーフでは、手巻きの裾が端を柔らかく保ち、ドレープを美しくします。寝具では、縫い目とパイピングが耐久性を担います。この段階では、繊維ではなく縫製が寿命を決定します。30匁(momme)の製品でも縫い目が弱ければ、しっかり作られた19匁(momme)の製品よりも早く傷みます。
なぜこの工程が価格になるのか
上記の工程のどこにも、合成繊維のようにスケールするものはありません。カイコは1ヶ月間餌を食べます。フィラメントの繰糸速度は機械ではなく繭によって決まります。精練では重量が失われます。あなたが支払っているのは、主に時間と収量です。だからこそ、価格だけで2つの商品を比較する前に、匁(momme)とグレードを理解する価値があるのです。
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